注文住宅で家を建てたいけれど、「何から始めたらいいの?」「今後の流れは?」「どうやったらこだわりのマイホームが建てれるの?」と分からないことが多いですよね。
この記事では、注文住宅で家を建てる時の全体の流れについて解説していきます。
また、こだわりの家を予算内で建てるためのコツについても詳しく書いています。
業者の記事ではなく、実際に自分が家を建てるときに体験したことを踏まえて書いているので、これから家を建てる方は是非参考にして頂ければと思います。
(スマホの場合は、横にスクロールして表を見て下さい)
STEP | 項目 | やること | 期間(目安) |
---|---|---|---|
STEP1 | 情報収集 | 工法/性能/素材を知る イメージ作り 住宅展示場見学 |
約2か月 |
STEP2 | 資金計画 | 予算の把握 ローン仮審査 |
約2週間 |
STEP3 (STEP4と並行) |
土地探し | 情報収集 土地契約 ローン申込(土地) |
約:2~4か月 (※増減します) |
STEP4 | 住宅会社探し・仮契約 | 住宅見学会参加 プラン/見積もり作成 仮契約 |
約4か月 |
STEP5 | 本契約 | 建物請負契約 ローン申込(建物) |
ー |
STEP6 | 着工~完成 | 施行状況の確認 火災保険/地震保険申込 引っ越し準備 |
約4~6か月 |
STEP7 | 引き渡し・入居 | 最終確認&鍵の受け渡し 登記手続き |
ー |
<STEP1> 情報収集
始めは「希望の条件なんて特にないけどな」なんて思っているあなたも、後になって「やっぱりこうしておけばよかった」「ここが使いづらい」とならないように、事前にどんな家にしたいかをイメージしておくことが重要です。
と言っても最初はなかなかイメージもわかないと思うので、以下のような流れで検討することをお勧めします。
- 資料請求
- イメージ作り
- 工法/性能/素材などを知る
- モデルハウス見学・完成見学会などへの参加
1. 資料請求
注文住宅を建てるとなったとき、「まずは住宅展示場の見学にいってみよう!」となりがちですが、その前に住宅会社の資料請求をして下調べしておくことをお勧めします。
いきなり住宅展示場の見学に行くと、
なんてことになってしまいます。
そうならないために、事前に資料請求をして下調べをしておくことで、効率よく家づくりを進めることができ、結果的に時間の短縮に繋がります。
一括資料請求は色々ありますが、その中でもお勧めしたいのがタウンライフです。
私は、別の一括資料請求も申し込んだことがありますが、そこに登録している会社が少ないのか、あまり興味がない2社しか届かなかったり、、。
グループ会社の中だけの資料請求で、偏った資料しか届かなかったりしたこともありました。
そんなときに見つけたのがタウンライフの一括資料請求です。
タウンライフは全国600社以上の大手ハウスメーカーと工務店が登録していて、一度の申込だけで複数社の資料が一気に手に入ります。
しかもその会社のカタログや資料だけではなく、あなたオリジナルの家づくり計画書を作ってくれる!
家づくり計画書とは「間取り提案・資金計画提案・土地探し提案」です。
無料でここまでしてくれるところは、他にはないのではないかと思います。
会社にとってはあなたに自社をアピールするチャンスが生まれる。
あなたは簡単な入力をするだけで、注文住宅に関する欲しい情報が一気に手に入る。
どちらもWINWINだと思います。
これを使わない手はありません。
分かりやすいように、タウンライフ一括資料請求のメリットデメリットをまとめました。
・大手ハウスメーカーから地元の工務店まで全国600社以上が登録している
・地域を入力すると取り寄せれる住宅会社が表示され、自分で選択できる
・あなたオリジナルの家づくり計画書を作ってもらえる
・家づくり計画書とは「間取り・資金計画提案・土地探し提案」です
(本記事STEP2の「資金計画」もこの資料請求で完結)
・自宅にいながら複数社のプランを比較・検討できる(まずは参考程度)
・毎月先着99名に「成功する家づくり7つの法則」(PDF小冊子)がもらえる
・住宅展示場に行ったり、何度も複数の会社に行かなくても、自宅で家づくりが進められる
・カタログや施工事例から自分の好きなテイストを見つけれる
・利用は全て無料
・営業の電話がかかってくることもある
・会社によって資料は様々で、ほしいものが入っていない時もある
・届くまで待ち遠しい
圧倒的にメリットの方が多いのではないかと思います。
営業の電話はでなくてもいいし、でてしまったら資料見ておきますとお伝えし、すぐに切ってしまえば問題ありません。
「でもそのあともしつこく電話がかかってくるんじゃないの~?」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
私の経験では、2回目の電話やDMは一切なし。
良い会社を見つけたいんだから、もっとアピールして営業してくれてもいいのに、、と思うくらいです(^-^;
気になる会社の資料の中に、欲しい資料が入っていなければ問い合わせれば詳しく教えてくれます。
そして、届くまで待ち遠しい。。私がそうでした。
そんな方のために、家づくりに関する記事を書いているので、この後も是非読んでいただけると嬉しいです♪
私も当時、取り寄せた資料に入っていた、家づくりに関する資料はかなり参考にしました。特に間取りですね。
そして、カタログに載っていた写真をとても気に入り、キッチン前の収納はカタログに載っていた写真を元に造作しました♪
資料を取り寄せたおかげでお気に入りのキッチンになりました♪
是非資料を取り寄せて、家づくりの参考にされてくださいね。
2. イメージ作り
資料請求を通していろいろなメーカーのカタログなどを見ていると、「こういう家のテイストいいな~」とか、「この間取りは動線がすごくよくて家事がしやすそう」など、イメージが湧いてくると思います。
そしたら、是非そういったイメージや要望をリストアップしてみて下さい♪
ここで重要なのが、「実現手段を具体化する」ことではなく、「こんな家にしたいな~」という要望をあげることです。
柔らかいイメージレベルでもいいので、是非沢山の要望をあげてみてください。
なお、事前に自分達が好きな家のテイストを見つけておくと、それと同じテイストが得意な住宅会社に絞って探すことができます。
また、好みのテイストが決まると外観、内装を検討する際、ブレることなく、スムーズに一貫性をもって決めることができるため、非常にお勧めです。
(私達の場合、「好きな家のテイスト=スウェーデンハウス(北欧)のようなお家」だったため、終始ぶれることなく進めることができました)
私のおすすめポイント希望条件を箇条書きにしてリスト化しよう!
これを作っておくと、今後見積もりや間取り作成をお願いするときに、担当者にコピーして渡せます。
相見積もりを取るので、毎回書いていたら面倒なのでね。
好みの外観や内装があれば写真を撮ったり、メモしてノートなどに貼り付けよう!
これを作っておくと、契約後に担当者に伝えるときにスムーズに共有できるし、打ち合わせもこれを元に話せるので便利です。
いざ、打ち合わせが始まる、というときに一から素材集めしていては大変だし時間がないので、今から少しずつ好きな物を集めておくと良いです。
私の場合は紙媒体だとなくしたり忘れたりするので、googleスライドを使って、クラウド上に夫婦でどんどん好きな写真や商品を保存していました。
3. 工法/素材/性能などを知る
注文住宅を建てるうえで、
「どんな工法なのか/どんな建築素材を使用しているのか/性能値はどれくらいか」
というのも非常に重要です。
デザインと違い、費用対効果を感じづらいところではありますが、内装と違い契約後に変更することができないため、住宅会社を決める前にしっかり理解しておく必要があります。
詳細についてはハウスメーカーの説明等を通して理解を深めていけば問題ありません。
ですが、事前にある程度把握しておくと、よりスムーズに住宅会社を比較することができます。
(工法/性能/素材を何も知らずにモデルハウスの見学に行くと、デザインの違いくらいしか分からず、どこも同じような家にしか見えません。)
工法/性能/素材については沢山お伝えしたいことがあるので、下の記事でより詳しく説明しています。
モデルハウスなどの見学に行く前に絶対に見てください♪(リンク:工事中)
4. 住宅展示場見学・完成見学会などへの参加
事前にある程度情報収集ができたら、いよいよ実際の家を見に行ってみましょう♪
見学できるものとして、大きく以下の種類があります。
項目 | 説明 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
住宅展示場 | 複数のハウスメーカーのモデルハウスが集まっている展示場 | ・複数社が出展している為、自分達が気になっているメーカーの話を聞ける
・家族向けのイベントなどを同時開催していることもあり、子供と一緒に楽しめる |
・出店しているのは大手のハウスメーカーに限る
・出展社数が多く、事前調査できていないと無駄に疲れる ・家のサイズが大きかったり、ハイグレード仕様になっていることが多く、現実的なイメージがわきづらい |
モデルハウス | ハウスメーカーや工務店が独自にもっているモデルハウス | ・気になっているメーカーをピンポイントで色々知ることができる
・宿泊体験をやっているメーカーもあり、実際の住み心地を体験できる |
・気になるハウスメーカーをある程度絞れていないと選びづらい
・家のサイズが大きかったり、ハイグレード仕様になっていることが多く、現実的なイメージがわきづらい |
構造見学会 | 建築途中で行う見学会 (主に注文住宅が対象) |
・完成後の家だと見えないところが見られる(断熱材など)
・性能面のこだわりポイントを現場で教えてもらえる |
・完成前のためデザインの参考にはならない+面白さには欠ける
・実際のオーナー宅となるため、写真撮影は原則NG |
完成見学会 | 完成直後に行う見学会 (主に注文住宅が対象) |
・実際に建てた家となる為、モデルハウスと比べてサイズ感/間取り/内装などのイメージがわきやすい | ・家具などは入っていないケースが多く、実際に住んでいるイメージが少しわきにくい
・実際のオーナー宅となるため、写真撮影は原則NG |
オーナー宅見学会 | オーナーが住み始めて半年~3年程度経過した状態で行う見学会 (主に注文住宅が対象) |
・実際に住んでいる状態で行われるため、イメージがわきやすい
・経年劣化の度合いなども見ることができる ・オーナーとの会話の機会を作ってくれるケースが多く、実際に建てた人の体験談を色々聞くことができる |
・開催しているメーカーが限られる
・実際のオーナー宅となるため、写真撮影は原則NG |
色々な種類がありますが、下記の順番で見学に行くといいと思います。
- 資料請求して気になった会社や住宅展示場で気になった会社、何社か見学し話を聞いて、情報収集する
- もっと話を聞いてみたい or 住宅展示場には出展してない気になる会社に対して、モデルハウス見学や完成見学会に参加する
※大手ハウスメーカーは、「来場者にクオカード3,000円プレゼント!」などの特典もあるため、この機会にお小遣い稼ぎもできたりします(笑)
各住宅会社の特徴を聞きながら情報収集し、好みの外観や内装があれば写真を撮っておくと良いです。
また、構造見学会や完成見学会では、写真を撮るのはNGですが、いいなと思ったところや、逆に自分はこれは嫌だなと思ったところはメモしておくと良いです。
例えば、この洗濯導線いいなとか、こうやって壁紙を使い分けるとお洒落なんだなとか、自分はこの間取りは嫌だなとか、色々思うことがあると思います。
書いておかないと忘れてしまうので、希望リストにメモしておくことで自分の理想の家が段々と見えてきます。
見学するときの注意点1
住宅展示場は素敵な家が沢山あってワクワクしますが、行くときの注意点があります。
「1社で長く時間をとらない、もちろんその場で契約しない、今日はあくまで情報収集」です。
なるべく多くのモデルハウスを見たいのに、お座敷に通されて長々と1社に時間をとられていてはすぐに疲れてしまいます。
1つを一通り見終わったら、「今日は初めてきたので他にも見たい所があるので、今日はこれで失礼します」とはっきり伝え、営業マンとは早めにおさらばしましょう!
もちろん気になった会社では長めに話を聞くのもいいですし、わからないことは質問すると勉強になります。
また、モデルハウスは立派に作られており、サイズ感は全く参考にならいので、以下のポイントをチェックしましょう。
・耐震性
・気密性
・断熱性(断熱材など)
・空調システム(全館空調、床暖房など)
・得意としている家の雰囲気(好きなテイストがあるか)
・その他特徴
上記の項目をエクセルでチェック表を作りました。
よかったらメモとして使ってください♪(ダウンロード:工事中)
見学するときの注意点2
構造見学会は他の見学会などに比べて地味で面白みにかけますが、そのメーカーが「構造見学会をやっているか」はかなり重要です。
「構造見学会をやっている」=「構造(性能)にそれなりの自信がある」ということに繋がるからです。
「うちは構造見学会はやってませんが、完成見学会はやってますので是非見に来てください」と言われたら、その時点で私ならそのメーカーは選ばないかもしれません。
ただ、構造見学会をやっているメーカーでも、メーカーごとにメリット・デメリットはありますので、気になったメーカーは一度でいいので構造見学会にも足を運んでみることをお勧めします。
※構造見学会ははしごに登ったりするので、スニーカー&パンツスタイルなど動きやすい服装で参加しましょう。
SNSを使った情報収集
今はSNSで間取りや内装の画像や動画、そして注文住宅における注意点など沢山の情報を収集することができます。
Instagram、YouTube、アメブロ、Pinterest、Room Clipこのあたりが参考になると思います。
自分のイメージに合うアカウントをフォローしたり、すき間時間に見ていると、気になる画像が沢山でてくると思います。
特に、実際に家を建てた方の後悔や失敗ポイントは要チェックです!
既に建てた方の失敗を無駄にしないように、良い要素を取り入れたいですね。
こういったことも希望リストやイメージリストにどんどんメモしていきましょう♪
私もWEB内覧会で各部屋のこだわりと後悔ポイントをまとめています。
良かったら参考にしてくださいね♪
<STEP2>資金計画
あんなお家にしたいな、こんなお家にしたいなと希望ばかり膨らんで、高額すぎて希望が叶わないと後から知ったらがっくりですし、時間の無駄ですよね。
そして、このくらい払えるさ!という安易な考えでローンを組んでしまい途中でローンが払えなくなり、家を手放さないといけない、ということにもなりかねません。
始めに自分達の予算を把握しておくことで、遠回りすることなく、無理なく、自分達にあった金額で契約し家を建てることができます。
土地も購入する方は、家と土地それぞれいくらずつか、バランスをある程度決めておくことも大事です。
具体的には、以下3点を意識して資金計画を立てましょう。
- 借入可能金額を把握する(住宅ローンの事前審査を受ける)
- 無理なく返済できる金額を把握する
- 予算に合わせて土地/建物それぞれにかけられる費用を把握する
詳しくはこちらでお伝えしています。
↓↓
家を建てようと思った時にまず大事なのが、無理のない資金計画を立てること。 しかし、初めて家を建てる時、そもそも予算をどの程度かけていいのか、どういった出費があるのかすら分からないものです。 そこで、ここでは私が大事だと思う以下の[…]
<STEP3>土地探し
土地探しの実際の進め方は、以下のような流れになます。
- 土地の自分のこだわりポイントを明確にする
- 土地購入において必要な情報を理解する
- 土地の相場観を調査する
- 気になるエリアをある程度絞り込む
- 不動産屋やハウスメーカーと一緒に本格的に土地探しをする
- 契約する
実は注文住宅を建てる上で、ある意味一番難しいのがこの土地探しです。
なぜなら、土地はランダムで出てくるため、いい物件がでてきても「もっといい物件がでてくるのでは?」と悩んでいる間に、別の人に買われてしまうことが多々あります。
そして一度いい物件を買い逃してしまうと、「前買おうと思ってた土地の方がよかったなー」となり、なかなか買えなくなってしまうのです。
土地探しのキーワードとしては、
「土地を買うときは念入りに準備を、仕留めるときは一瞬で」
という言葉がぴったりな気がします。(某ドラマで似たような台詞がありますが)
詳細については以下の記事でまとめてますので、これから土地探しを行う人は是非目を通してください。
↓↓
注文住宅を建てる上で、おそらく一番難しいのが土地探しです。 なぜなら、建物は良いハウスメーカーに巡り合うことができ、十分な予算さえあれば、自分たちにとって100点に近い建物を建てられますが、土地は運の要素が大きいからです。 駅か[…]
いざ土地を探そうと思っても、最初のうちは何から手をつけたらいいか分からないと思います。 ここでは、私の経験を踏まえて、実際に土地探しを行うときの流れ・コツなどについて、説明していきます。 ※本記事を読む前に、事前に以下の記事もご[…]
<STEP4>住宅会社探し〜仮契約
ここでは<STEP1>情報収集である程度決めた、自分達の希望条件を元に住宅会社を決めていきます。
条件がある程度決まっていないと住宅会社選びが難航したり、契約後に後悔することになります。
STEP1でしっかり検討してから進めましょう。
1. 住宅会社探し
情報収集している中で気になったハウスメーカーや工務店に話を聞いたり、構造見学会/完成見学会などに参加し、自分達にあった施行会社を探します。
選ぶ際は、少なくとも以下の視点から総合的に判断するようにしてください。
・価格
(土地/建物/その他のトータル費用が予算内に収まっているか)
・性能/スペック
(必要な性能を満たしているか/過剰な性能になって価格が高くなってないか)
・デザイン
(自分たちの好きなデザイン/テイストを採用できるか)
・提案力
(自分たちの要望に対し、具体的な提案をしてくれるか&要望をどれくら満たしてくれるか)
・アフターサービス
(引き渡し後のサービスが充実しているか)
・最低3社は相見積もりをとって比較
(相場観や見積もりに入っていないものをチェック)
また最終的に住宅会社と契約するまでに、
以下のこともやっておくとより安心感があるため、是非やってみてください。
・宿泊体験に参加
(やっているかはメーカーによります)
・口コミで他人の評価を見てみる
住宅会社選びについては、検討ポイントが非常に多くて難しいため、以下の記事にて詳しく説明しています。
これから住宅会社を選ぶという人は是非目を通してください。
↓↓
注文住宅を建てる上で、一つの大きな選択が「どこのハウスメーカー/工務店で建てるか」です。 それにより、どんな家になるかが半分は決まるといっても過言ではありません。 しかし、数多くあるハウスメーカーや工務店の中で、どうやって選んだ[…]
2. 仮契約
上記検討を実施した上で、「このメーカーなら自分たちの理想の家を建ててくれそうだ」と思えたら、いよいよ仮契約を結ぶことになります。
仮契約の際は、メーカーにもよりますが5〜50万程度の着手金が必要になります。
詳細な間取り検討や、見積もりの作成などは、仮契約後に改めてつめていくことになります。
なお、大手ハウスメーカーは仮契約前でも間取りや見積もりを何度も作り直してくれたりしますが、工務店などは仮契約後しか作ってくれない or 参考プラン程度で作ってくる程度が一般的です。
そのため、大手ハウスメーカーの場合は、仮契約前に間取り/見積もり共に十分納得いくものができてから、契約するようにしましょう。
また工務店の場合でも、間取り含めた参考プランが最低限ないと仮契約するのも難しいと言えば、ある程度は作ってきてくれると思いますので、一度相談してみてください。
(スペックやデザインはピカイチでも、価格がかなり予算オーバーだったり、間取りの提案力が全然ダメということも結構ありますので注意してください)
<STEP5>本契約
仮契約が終わると、本格的にプラン検討や見積もりを進めていきます。
それらがほぼ固まった段階で、いよいよ本契約となりますが、「最後まで妥協せず、理想を叶えてくれるメーカーや工務店を探し続ける」ことを心がけてください。
理想の注文住宅を予算内で建てられるかは、本契約するまでが勝負です。
なぜなら、住宅会社としても本契約するまでが正念場だからです。
本契約する時点で契約金額の20〜30%程度の着工金を支払うことになります。
つまり、そこまでいけば「やっぱりやめた」とはなりづらいため、住宅会社としても本契約までいけば一安心なのです。
なお、本契約後でも細かい内容は変更することも可能ですが、「じゃあこれは追加費用になります(しかも少し割高)」とドライに接してきます。
当たり前と言えば当たり前なのですが、、
本契約後に追加するものは全て追加料金がかかります!
逆に言うと、本契約をとるまでは住宅会社も(良くも悪くも)プランの提案+金額交渉にも全力で対応してくれます。
そのため、本契約する前に以下の視点で十分検討し、本契約後に後悔することないようにしましょう。
(間取りで妥協すると住んでから必ず後悔します。第三者の意見も聞いてみるといいです)
(優先度が高い要望は絶対妥協してはいけません)
(本契約後の追加は割高になります)
(本契約後に多少追加する可能性も加味して 少し余裕も残しておきましょう)
(こちらのボヤッとした要望をいかに具現化してくれるかは重要な要素です)
(本契約の前の段階でレスポンスが悪い/遅い場合は、正直お勧めしません)
<住宅ローンについて>
本契約をする頃には、住宅ローンの申し込みをしておく必要があります。
そのためには、先に住宅ローンを申し込みする銀行を探し、その銀行に事前審査をしてもらう必要があります。
どこの住宅ローンがいいかは住んでいる地域等によるため、ハウスメーカーにも相談してお勧めの銀行を教えてもらうのがスムーズだと思います。
今はネット銀行の方が金利が良い場合もあるので、ネット銀行も視野に入れて検討するといいですね。
<価格交渉について>
住宅会社によりますが、大手ハウスメーカーはもちろん、工務店であっても多少の価格交渉には応じてくれます。
イメージとしては、工務店で「10〜50万程度」、大手ハウスメーカーなら「100〜500万程度」の価格交渉ができると思います。
性格的に値引き交渉は苦手という人も多いと思いますが、ここでの頑張り次第で、家具が何個も買えるレベルのお金が浮くので、ここは心を鬼にして、是非限界まで値引きを頑張ってみてください。
私が実際に価格交渉で使ったテクニックについては、以下記事にてお伝えしているので、是非参考にしてみてください。
↓↓
一般的に注文住宅は値引き交渉は難しいと言われていますが、交渉次第で十分値引き交渉は可能です。 相場感としてはハウスメーカーで3〜10%, 工務店で1〜3%程度の値引きができます。 ここでは、私の経験も踏まえて具体的な値引き交渉術[…]
<STEP6>着工~完成
請負契約が済んだら、あとは完成をまつだけ…というわけではありません。
詳細プランの打ち合わせに地鎮祭や上棟式、そして近隣住民への挨拶など、やるべきことはたくさんあります。
契約後〜入居までの間にやっておく項目は以下になります。
・詳細プランの打ち合わせ
(壁紙、外壁、床、屋根、扉などの材質決め、照明プラン、造作の家具など)
・地鎮祭
(持ち物は住宅会社に確認)
・上棟式
(当日の現場人数分のお弁当、飲み物、お菓子の差し入れ)
・近隣住民への挨拶
(1000円程度のギフト。お菓子、洗剤、タオルなど)
・火災保険/地震保険の申し込み
・現場確認
現場の近くに住んでいる方は、積極的に現場に足を運んでみることをお勧めします。
何度も通うことで愛着が増すというのもありますが、意外と現場のミスは多く、こちらの指示通りにできていない箇所が結構あります。
(打ち合わせで決まったことが反映されていなかったり、変更をお願いしたところが変わっていなかったり。
人がやっている事なのでミスはどうしてもあります。)
私たちの場合でも、大小あわせて10個以上 こちらの指摘で直してもらったところがあります。
だいぶ経ってから直してもらうとなっていたら大掛かりな作業になっていたところも、早めに気が付いて良かった、というのもありました。
そして、実際に現場でみてみると、「ここはこうしておいた方が良かったな」など直したいところも出てくるかもしれません。
その場合、メーカーによっては契約後でも相談にのってもらえるところもあるため、決定後の内容であっても一度相談してみるとよいです。
(すでに材料を発注済み/施工済みの部分を変更することはできませんが、発注前であれば材料を選び直したりもできる場合があります)
また現場に行く時は、飲み物やお菓子など簡単なものでもいいので、大工さんへ差し入れをすると良いと思います。
特に夏の暑い時期の場合、本当に大変な力仕事です。
<STEP7>引き渡し・入居
1. 引き渡し前
完成したら、いよいよ引き渡しになりますが、その1〜4week前には、仕上がりをチェックする立ち合いの場が設けられるのが一般的です。
その場合は、「図面通りできているか」「指示と異なる箇所がないか」「汚れや傷などがないか」など、入念にチェックするようにしましょう。
もし図面や指示通りになっていない所があれば、その時指摘することで入居前に直してもらうことになります。
それが終われば、いよいよ引き渡し日を待つばかりとなります。
この期間に引っ越し準備を始めます。
折角の機会なので持ち物を整理しましょう。いらないものは処分し、すっきりした荷物で新居に引っ越すと新生活も楽になります。
また、いらない雑貨、家具家電などは、早めにフリマサイトに投稿すると売れることもあるのでお小遣い稼ぎもできます。
大物の梱包は面倒なので、買いたい人に引き取りに来てもらえる「ジモティー」がお勧めです。
売れなかったら、最終的には中古買取業者さんに買い取りに来てもらうと楽です。
あまりに古くて使い物にならない時は、逆に処分費用が発生する場合もあるのでご注意ください。
2. 引き渡し
引き渡し日に改めて最終確認を行い、問題なければそこで鍵を引き取り、入居という流れになります。
引き渡しが終わったら、改めて近所の人に挨拶をしに行きましょう。
1000円程度で、前回渡したギフトとは別の物がよいですね。
3. 入居後
入居し始めると、しばらくの間はいろいろと初期不良が出てきたり、不明点などがでてくることもあると思います。
その時は遠慮なく住宅会社に連絡し、対応してもらうようにしましょう。
まとめ
おさらいですが、注文住宅の大まかな流れは以下になります。
- 情報収集
- 資金計画
- 土地探し
- 住宅会社探し・仮契約
- 本契約
- 着工~完成
- 引き渡し・入居
この記事ではそれぞれのStepですることや注意点をお伝えしました。
これから順番に進められると思いますが、マイホームは一生に一度の大きな買い物です。
「どんな家を建てたいかイメージを作ってから、予算内で希望を叶えてくれる住宅会社を探して契約」この順番を間違えないように。
後悔のないよう、十分検討し自分達だけの素敵な家を建ててくださいね♪
まずは以下の「家づくり計画書」からはじめてみてください(^^♪
タウンライフの一括資料請求で【あなたオリジナルの家づくり計画書】をGET
住宅展示場やモデルルームに行く前にまずは下調べすることで、
無駄な時間をなくし、スムーズに家づくりの計画を進めることができます。
一回の簡単な申込で複数社の資料請求ができる!
そして、各社から「間取り・資金計画・土地探し」を無料で提案していただけます。
・大手ハウスメーカーから地元の工務店まで全国600社以上が登録している
・地域を入力すると取り寄せれる住宅会社が表示され、自分で選択できる
・あなたオリジナルの家づくり計画書を作ってもらえる
・家づくり計画書とは「間取り・資金計画・土地探し」の提案です
・自宅にいながら複数社のプランを比較・検討できる(まずは参考程度)
・毎月先着99名に「成功する家づくり7つの法則」(PDF小冊子)がもらえる
・住宅展示場に行ったり、何度も複数の会社に行かなくても、自宅で家づくりが進められる
・カタログや施工事例から自分の好きなテイストを見つけれる
・利用は全て無料
・営業の電話がかかってくることもある
・会社によって資料は様々で、ほしいものが入っていない時もある
・届くまで待ち遠しい